空道とは?

打撃を主体とした総合武道「空道」とは、国際/全日本空道連盟理事長、大道塾代表師範である東孝塾長(写真)が創設した、あらゆる状況での護身を目的とした21世紀生まれの新しい武道です。

 

この競技は頭部に「ネオヘッドギア空」という専用に開発された防具を着用します。

認められる技は突き・蹴り技に加え、投げ技・頭突き・肘打ち・金的蹴り・寝技・寸止めのマウントパンチ・関節技・絞め技などです。

 

このように様々な攻撃が認められる実戦的なルールですが、ただ己の強さだけを追求するのではなく、武道としての「社会性」も養います。

そして指定防具やルール整備による競技としての「安全性」

特に少年部に関しては頭部以外に胸腹部や手足にも防具を着用し、頭部への攻撃は蹴り技のみに限定し、投げ技も頭部にダメージを与える危険性のある投げ技は禁止しています。

また女子部も少年部と同様に胸腹部にも防具を着用し、シニアクラスでは打撃の攻防時間に制限を設けるなどして、空道の実戦性を損なうこと無く積極的に安全性に配慮しています。

 

過去四回の世界大会を経て世界各地にブームを巻き起こし、2012年5月に「特定非営利活動法人日本ワールドゲームズ協会(JWGA)への加盟を承認されたのを機に、第2のオリンピックと呼ばれる「ワールドゲームズ」の公式競技参加を目標に、社会的により広く認知された「武道スポーツ」を目指しています。

豊川市でオフィシャルな団体として活動

 

 

空道は豊川市で豊川市空道協会として豊川市スポーツ協会に加盟しており、全日本大会出場など試合において好成績をあげた会員は豊川市スポーツ協会から優秀選手として表彰を受けています。

 

 

 

大道塾とは?

 

大道塾は柔道界(参段)から「極真空手」の世界に転進し「第9回全日本」にて優勝した、東孝塾長により1981年宮城県仙台市に創立され、現在は東京都豊島区に総本部をおき『21世紀の武道 空道』を世界に発信している、日本有数の規模(現在国内100ヶ所以上、海外約60ヶ国)をもつ、日本における総合武道のパイオニアとなった団体です。「NPO国際空道連盟」および「(社)全日本空道連盟」の傘下団体として、実戦性と安全性を重視した武道スポーツ「空道」の普及に勤めています。

「大道塾」は強くなるための稽古・努力が『武道家としてだけでなく人間として完成する』ために役立つという信念から人間形成・教育の場としての道場であるという意味を込め『塾』という言葉を使っています。また「大道塾」の『大道』は「大道無門」大道に至るに門なし。即ち、人の世の全てが修行の糧、至高に辿り着く道程となりうるという言葉から借りており、先入観や、固定観念を避け、全てを抱含し、しかし一つには偏らない自由、開放を塾是としています。

※1 空道(くうどう):
頭部に「ネオヘッドギア空(ねおへっどぎあ くう)」という特別に開発された補助具を着用し突き技、蹴りに加え、投げ、頭突き、肘打ち、金的蹴り、寝技、寸止めマウントパンチ、関節技、絞め技など様々な攻撃が認められる総合武道。

※2 「大道塾」という名称の由来:
中国、南宋の慧開和尚の書「無門関」の序文
「大道無門千差路有 透得此関乾坤独歩=大道無門、千差の路有り。この関を透得せば乾坤独歩ならん」を典拠とします。即ち(仏法の)「大道(至高)に至るには一定した門がない=大道(至高)に至る路は無数にあり、四方・八面一切のものが修行になる。この路の関(関門≒難所≒修行)を透(透≒通過)得(できれば)、乾坤(天地≒人世)を一人でも(堂々と)歩める」という言葉に由来しています。